鉄塔倒壊

2013-03-20 (Wed)
本日は一時帰国のために,QR-537 にてキガリを発つことになっている。キガリ発が定刻 14:55なので,出発前に関係各所への報告をする予定であった。
しかし,事務所へ到着時にEWSAの職員よりJabanaで鉄塔が倒れたとの報告があった。
送電鉄塔に関しては,自分の担当なので時間は限られているが,現場を確認することにした。
送電線を専門とする当方にとっても鉄塔倒壊は初めての経験である。
現場への途上に聞いた話しによると,田圃の所有者が鉄塔の斜材を取り外したとのこと。資材の入手が容易でないので,鉄塔の部材が標的になったのであろう。
普通の条件下であれば,斜材を取り外しても倒壊にまでは至らないであろうが,運悪く昨夜は天候が悪く,キガリにしては風雨が強く,瞬間風速は15m 程度になっていたようである。
この送電線は50数年前にベルギーのエンジニアによって建設されたとのこと,設計風速は 17-20m と想定され,今回の風圧荷重は,斜材なしの鉄塔にとっては致命的で倒壊に至ったようである。
以下の写真は,鉄塔倒壊の現場にて撮影したものである。
現場を離れた後,ホテルへ戻りパッキング,関係各所へ報告。空港へ着いた際には汗だくであった。


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鉄塔倒壊